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2008'07.24 (Thu)

「ハーニャの庭で」

ハーニャの庭でハーニャの庭で
(2007/04)
どい かや

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猫のハーニャが住んでいる小さな家の小さな庭。ここには、数えきれないほどの小さな生き物たちがくらしています。たくさんのお客さんもやってきます…。小さな庭を舞台に、季節とともにうつろう自然を愛情をこめて描いた絵本。



どい かやさんの絵本は、優しくて温かくて大切に愛しみたいものばかり。
繊細なタッチの絵に添えられた言葉に とっても癒されるの。
ページの中に、ゆったりとした時間が流れて、小さな生きもの達もちゃんと生きている。
実際に、どい かやさんは緑に囲まれたステキなところに住んでるみたいですよ。
コチラを見てみてね⇒

癒されたい大人の人にも、ぜひ手にとって欲しい絵本。
優しい気持ちに包まれてね。

『chai*』さまの素材です。ありがとうございます♪


ハーニャの庭は ちいさいけれど
じっと目をこらして、そっと耳をすませば、
そこでは 毎日、いろいろなことが おこっているのです。




テーマ : 絵本 - ジャンル : 本・雑誌

11:51  |  絵本  |  EDIT  |  Top↑

2008'06.01 (Sun)

「イン・ザ・プール」

イン・ザ・プール (文春文庫)イン・ザ・プール (文春文庫)
(2006/03/10)
奥田 英朗

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「いらっしゃーい」。伊良部総合病院地下にある神経科を訪ねた患者たちは、甲高い声に迎えられる。色白で太ったその精神科医の名は伊良部一郎。そしてそこで待ち受ける前代未聞の体験。プール依存症、陰茎強直症、妄想癖…訪れる人々も変だが、治療する医者のほうがもっと変。こいつは利口か、馬鹿か?名医か、ヤブ医者か。



お友だちが本を貸してくれました。
本好きさんのお薦めだけあって、読みやすくって面白かった。
いろんな症状の人の治療過程が短編になってるんだけど、この治療が変わっているというか、常識を逸しているというか。むしろ、治療と呼ぶのか?みたいな笑。
とにかく、伊良部医師が変。
そして、一緒にいるマユミっていう看護師さんは無愛想でやる気も見えない。
でも、注射のときに患者さんを挑発するという。
イメージは、私的には釈由美子。って思ってたら、以前やったドラマで釈ちゃんが配役だったとか。
やっぱりね♪
実は、釈ちゃん好きなんだよね。ドラマ、見とけばよかった。
あ、話が逸れた。

本中に描かれている5つの症状は、本人にとってはとっても苦しいわけで。
その症状を抱えて生きることは、かなりヘビーな日常だと思うけど、なぜか、この本を読んでると、あんまり重く感じない。伊良部センセイとの奇妙な絡み合いを見ていると、だんだん滑稽に思えてくるから不思議。
なんか、笑えちゃったり。

患者さんは、治療という意識のないまま、伊良部センセイの自由奔放な発言、行動に巻き込まれていくんだけど、結果的に良くなっていくんだよね。
それが、すごく読んでて楽しい。
外見的にも言動もちょっと勘弁、って感じなのに、いつのまにか、伊良部ファンになってたり笑。

次作「空中ブランコ」も今読んでるので、また感想は後ほど。

『chai*』さまの素材です。ありがとうございます♪


「カウンセリング?」伊良部が鼻の頭に皺を寄せ、さもいやそうに言った。「無駄だって。そういうの」
「無駄?」
「生い立ちがどうだとか、性格がどうだとか、そういうやつでしょ。生い立ちも性格も治らないんだから、聞いてもしょうがないじゃん」

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21:58  |  和書  |  EDIT  |  Top↑

2008'05.28 (Wed)

「ウォッチメイカー」

ウォッチメイカーウォッチメイカー
(2007/10)
ジェフリー・ディーヴァー

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史上最強の敵、登場! 時計じかけのごとく緻密な犯罪計画をひっさげてライムとアメリアを翻弄するウォッチメイカー。次はいつ、どこで、誰が殺されるのか。熾烈な頭脳戦に勝利するのはライムか殺人者か?



リンカーン・ライム・シリーズ第7弾。
大好きなシリーズです。
今でも「ボーン・コレクター」を読んだときのドキドキ感と興奮をリアルに覚えてるもん。
シリーズのマンネリ化現象もなく、期待以上の面白さだった。

それにしても、J・ディーヴァーの緻密なプロットと、一気に読ませる筆力には、毎回感動してしまう。
そのうえ、登場人物たちもとても魅力的。
今回、ゲストとはいえ「キネシクス」のエキスパートのダンス捜査官が加わることで、新たな捜査方法を得て、ますますライム陣営は深みを増したのです。
「キネシクス」っていうのは、証人や容疑者の態度や言葉遣いを観察し分析する科学のこと。
相手に悟られないように自然な会話をすすめながら、冷静に嘘か真実かを見極めていくんだよね。
すごいんだよ。ほんと。
証拠だけが真実というライムが、彼女の捜査方法にどう歩み寄っていくかってところも、本作の読みどころだよね。

サックスや、その他のメンバーもますます円熟し、ルーキー君も無事に育ち始めている。
これからがますます楽しみ。

あとがきによると、ダンス捜査官を主人公とした本を書いているとか。
ぜひ、読んでみたいです。

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23:00  |  和書  |  EDIT  |  Top↑

2008'05.20 (Tue)

「NEXT−ネクスト」

NEXT 下 (ハヤカワ・ノヴェルズ) (ハヤカワ・ノヴェルズ)NEXT 下 (ハヤカワ・ノヴェルズ) (ハヤカワ・ノヴェルズ)
(2007/09/07)
マイクル・クライトン

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NEXT 上  (ハヤカワ・ノヴェルズ) (ハヤカワ・ノヴェルズ)NEXT 上 (ハヤカワ・ノヴェルズ) (ハヤカワ・ノヴェルズ)
(2007/09/07)
マイクル・クライトン

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遺伝子に関わる様々な事象を、現代に起こっているノンフィクションを織り交ぜ、近未来への警告にも似たストーリーは進んでいく。
巧みにちりばめられたエピソードの中から、やがて浮かび上がる悪夢のような未来図。
“超頭脳”クライトンが斬新かつ大胆な構成で描く最新作。



生命科学をテーマにした作品が多いマイクル・クライトン。作品の多くは映像化されていて、「ジュラシック・パーク」なんかもそう。
この本の中にも、色んな事例が元にされているんだけど、中には、プライバシーの部分・名前とかは変えているけど、ほぼそのままっていうのもあるみたい。

遺伝子の解明は、ほんと、すんごく進んでるんだね。
私みたいな凡人には、想像を絶する域で、正直ついていけな〜い。
ってことは?
自分の知らない所で、もしかしたら自分も危険にさらされているかもしれないってことだよ。
こわい。

エピソードも、びっくりばっかり。
女の子が、お小遣い稼ぎに卵子を売ったりとか、遺伝子操作した動物がいっぱい誕生してるとか。。
遺伝子の研究のために、特殊な遺伝子を持った人が多大な協力をしてるのに、最終的に、特許などの関係で、協力者の人たちが生命に関わる被害を被ってるとか。
色々と興味深く読んだけど、結局思ったのは、人間って貪欲で傲慢ってこと。
新しいものを解明していくのって素晴しいけど、それによってまた新たな欲が生まれ、多くの犠牲や悲しみも生まれちゃうんだよね。

人は、どこまでいってしまうんだろう。
13:57  |  和書  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2008'04.23 (Wed)

「満ち潮の夜、彼女は」

michishio.jpg

満ち潮の夜、彼女は
(2007/06)
早見 裕司

海辺にたたずむ寄宿制女子高校「ガリラヤ学園」。夏休みの学園に取り残されたのは、厳格な女性教師にうんざりしている個性的な5人の少女たち。だが、大人びた美少女・渚が転校してきた日を境に、謎めいた殺人事件がたてつづけに起きる。恐怖におののく少女たちの忘れられない夏が幕を開ける。奇談小説家・早見裕司が放つ戦慄の学園ホラー・ミステリー。(ミステリーYA!)



ミステリーYA!では、シリーズの合い言葉を「起爆剤としてのミステリー!」として色んな作品を出していて、この本もその中のひとつ。
話の雰囲気も個性的だし、ある意味起爆剤にはなるかもしれないけど、ヤングアダルト(13歳〜19歳の“若い大人”という意味で使われている言葉)向けとはいえ、13歳に読ませるには少々エグくて、男女の欲望的なことや、同性愛もテーマになっているので、ちょっと中学生には薦めにくいかなあ。

装丁や、挿絵の雰囲気が好きで読んでみたんだけど。
これ、くっきりと感想が分かれるんじゃないかと思うよ。
私は、イマイチです。
せっかく個性的な登場人物の設定、閉ざされた学園っていう魅力的な環境なのに、あんまり生かされてないっていうか・・・。
ファンタジーにしても、殺人を描くにしても、緻密なプロットと丹念な背景作りがあってこそ、読み手にリアルさが伝わってくるんだと思うの。
でも、この本にはそれがなかった気がする。もったいないなあ。
ミステリーってほど、ミステリーでもなく、ホラーってほど、ホラーでもなかった。

『chai*』さまの素材です。ありがとうございます^^


「その子なら、海に溶けてしまったわ。
だから、ほら、今の海はこんなに赤い」

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16:10  |  和書  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2008'04.15 (Tue)

チーム・バチスタの栄光」(上・下)

チーム・バチスタの栄光(上) 「このミス」大賞シリーズ [宝島社文庫] (宝島社文庫 599)チーム・バチスタの栄光(上) 「このミス」大賞シリーズ [宝島社文庫] (宝島社文庫 599)
(2007/11/10)
海堂 尊

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チーム・バチスタの栄光(下) 「このミス」大賞シリーズ [宝島社文庫] (宝島社文庫 (600))チーム・バチスタの栄光(下) 「このミス」大賞シリーズ [宝島社文庫] (宝島社文庫 (600))
(2007/11/10)
海堂 尊

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医療過誤か殺人か、不定愁訴外来担当の万年講師と厚生労働省の変人役人が患者の死の謎を追う。現役医師だからこそ描きうる医療現場のリアリティとコミカルな展開。
第4回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作。



ミステリーだからネタバレしないように。
上巻はわりとのんびり〜っと進んで、下巻は一気に話が核心へと突き進むって感じだったかな。
まあ、そうなるのも当然なんだけど。(読んだらわかります^^)
人を「落とす」責め方も色々方法があるってことですね?
登場人物も個性的で、会話や仕草からもどういう人柄かが伝わってくるとこは、すごいなあって思ったよ。

どんなに医療機器が進歩しても、けっきょくは人の手や判断が必要。
それをすごく感じた作品でもありました。
医療ミステリーではあっても、どこか人間くささを感じるのは、実際に現場にいる作者の経験がにじみでているような気がしたなあ。
読み手にも伝わりやすい際立ったキャラ設定でもあったし。

3作目の「ジェネラル・ルージュの凱旋」がなかなか評判がいいらしい。
田口と白鳥の迷コンビがどう絡まっていくのかが楽しみ♪

映画も見てみたい。
ちゃんと手術の細かいところを映像で確認したいっていうか(笑)
手術シーンとか、平気です。大好きです。←ぇ
あ、でも映画はちょっと設定違うんだよね?
田口は男のままで良かった気もしますけど。
その辺は、映画を観てみないとわからないけどw

不定愁訴外来看護師の藤原さんが好きでした( *´艸`)クスッ♪

素材:『chai*』さま。ありがとうございます^^


その時がくるまで、俺は黙って時のゆりかごをゆっくりゆする。
俺がしていることといえば、ただそれだけのことなのだ。

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11:34  |  和書  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2007'07.23 (Mon)

「恋愛寫眞」 もうひとつの物語

恋愛写真―もうひとつの物語 恋愛写真―もうひとつの物語
市川 拓司 (2003/06)
小学館

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カメラマン志望の大学生・瀬川誠人(まこと)は、個性的でとても謎めいた女の子・里中静流(しずる)と知り合う。誠人は女の子にかなりの奥手だったが、静流とは自然にうちとけるようになる。やがて誠人は静流に思いを告げられるが、誠人には好きな人があり、その思いを受け取ることはできなかった。…卒業を待たずに清流は姿を消した。実は静流には「恋をすると死んでしまう」という宿命があった。それでも彼女は恋をしたのだった……。




映画『恋愛寫眞』(監督=堤幸彦)との共作で、話題作『いま、会いにゆきます』の著者・市川拓司が新たに書き下ろした「もうひとつの恋愛寫眞」ということで。

恋愛寫眞 恋愛寫眞
広末涼子、松田龍平 他 (2007/01/27)
松竹ホームビデオ

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(↑この映画は劇場で鑑賞。
写真が好きなので、この映画の雰囲気は好きだった。)


「ただ、君を愛してる」の映画は、DVDで観たんだけど。
ラスト、すごく泣いてしまったんだよね。。
で、思わず原作を買ってしまった。
原作と映画は色々と設定が違うとこもあるんだけど、私の中では、映画の方がよかったなあ。
市川さんの文章に入り込めないところがあったし。
これは、映画を先に観ちゃったからかもしれないよ?

大切な大切なキスシーンは、やっぱり映画の方がよかった。私は。
もしこれからの人は、ぜひ、くらべてみてね。

それにしても、小さくて愛しいお話しだった。
写真の中には、若くてして逝ってしまった静流の恋が永遠に続いていく。
それを背負って生きていく誠人のこれからを思うと、切なくなるんだけどね。

そばにいることに慣れてしまうっていうのは、みんなあることで。
失って気づくっていうより、失うことを考えてないんだよね。
無くなることなんて、思いもしないでしょ。普通。

本当はもっと早くから気づいてたんだと思う。
静流が一番大切だって。。
ちょっぴり、男のズルさを感じたりしました。

leica.jpg


別れはいつだって思いよりも先に来る。それでもみんな微笑みながら言うの。
さようなら、またいつか会いましょう。
さよなら、またどこかで、って。

14:49  |  和書  |  TB(0)  |  CM(2)  |  EDIT  |  Top↑

2007'05.22 (Tue)

High and dry(はつ恋)

High and dry (はつ恋) High and dry (はつ恋)
よしもとばなな (2004/07/23)
文藝春秋

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だれもが待っていた魔法のような物語。
14歳の夕子のはつ恋の相手は20代後半の絵の先生。ちょっとずつ、歩みよって、仲良くなっていくふたりに訪れた小さな奇跡とは──



心が惹かれる、ってこういう感じかなって思った。
お互いの感じるところが一緒っていうのは大事だね。
もちろん、同じ人間じゃないんだから、全部が一緒ってわけじゃないよ?
違うところは、歩み寄って、刺激しあって、それでお互いが高まって尊敬しあえるなら、素晴らしいと思う。
そういう過程が、少しファンタジックな感じで描かれてます。
見守る大人も、なかなか寛容。

あいかわらず、言葉の端々に、きらきらとした大切な心を感じる。
ばななさんの本が好きなのは、そういうとこ。

でも、夕子が好きなったキュウちゃんは、あんまり好きじゃなかったなあ(笑)
理屈めいてるし、自分に都合のいいように理由をつけるという気がした。

だから、彼の話は少しだるかった。
あと、本の中の挿絵はいらんかも。。。


b-line1.jpg



『さすがに初めの頃よりはいろいろ苦手な面も見えてきた彼だが、私はこういう瞬間に、ふと彼と同じだけなにかを受け取ることがある。高みから風がやってきて、きらりとなにかを置いていく感じ・・・自由が降りてくる。
はじめて彼を気に入ったときと同じ感じだ。』

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09:07  |  和書  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2007'04.18 (Wed)

「12番目のカード」

12番目のカード 12番目のカード
ジェフリー ディーヴァー (2006/09)
文藝春秋

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ハーレムの高校に通う十六歳の少女ジェニーヴァが博物館で調べものをしている最中、一人の男に襲われそうになるが、機転をきかせて難を逃れる。現場にはレイプのための道具のほかに、タロットカードが残されていた。単純な強姦未遂事件と思い捜査を始めたライムとサックスたちだったが、その後も執拗にジェニーヴァを付け狙う犯人をまえに、何か別の動機があることに気づく。それは米国憲法成立の根底を揺るがす百四十年前の陰謀に結びつくものだった。そこにジェニーヴァの先祖である解放奴隷チャールズ・シングルトンが関与していたのだ。




おわ!
2ヶ月以上もココ、放置してたんだわ〜。
2、3月と超人的に働いてたからね。
本を読む暇もありゃ〜せん。
ずいぶんと落ちついたんで、今年はもっと読みたいぞ。

さて。
待ちに待ったライムシリーズ6作目。
シリーズものにありがちなマンネリ的な不安もあったけどね。
でも、やっぱり面白かったよ。
犯人は誰? 君か?みたいに疑いながら読んでしまう(笑)
これは、「魔術師」なんかと比べるとスリル感は↓だけど、でも、鑑識で得た証拠から地道に推理と確認を繰り返すあたりは、やっぱりライムってすご〜いって思っちゃう。

少しずつ、明るい進展があるのもいいな。
Pコーンウェルの検屍官スカーペッタシリーズは大好きでずっと買ってるんだけど、だんだん苦しくなっちゃったでしょ?
少しは希望がね、欲しいよね。

それにしても、サックスって素敵だわ。
次回作も楽しみ♪
23:44  |  ミステリー(和・洋)  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2007'02.02 (Fri)

「愛と永遠の青い空」

愛と永遠の青い空 愛と永遠の青い空
辻 仁成 (2002/11)
幻冬舎

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真珠湾攻撃を経験したパイロット三人は、50年後のハワイに立った。彼らの前に現れたものは?。生命のたぎりを感じ男たちは、愛と生の復活を賭けあるプランを決行する。感動の書き下ろし長編。



辻さんの本は、初めて。
時間をかけて読むべき本かもなって思った。

真珠湾攻撃によって運命が変わってしまった人々。
それは兵士、家族、爆撃にあった人々、その時代に生きていた人の人生に多くの傷跡を残している。
戦争という名のもとに、正論なんてありえない。

兵士となった人たち1人ひとりに人生がある。
表面上、戦争が終わったとしても、生き残った兵士の人たちの中でずっと続いているのかもしれない。
それは、色んな思いの形となって彼らのその後の人生に大きく影響していただろう。
「自分なりの終結」というものを、この本は描いているのかな。

戦争を知らない私は、戦争のことを論じるなんておこがましくてできないの。
この本を読んで、戦争を生き抜いてきた人の気持ちや日系人の苦労なんかを間接的に知ることしかできない。

ただ思うことは、遠い過去のものとして戦争を認識するのはいけないと思う。
今もこの同じ空の下で、戦いは続き、弱者は倒れている。
自分たちだってそう。常に晒されている危険に気づいていないだけかも知れないから。

戦いから、何が生まれるというのだろう。。。
人間は、もう十分すぎるほどわかっているはずなのに。

umi4276.jpg


「あんたたちの立場は分かる。でも俺はアメリカ人と日本人の間を生きた者として、戦争の意味をいっそう深く感じているんだ。戦争を風化させたくないんだよ」

20:30  |  和書  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑
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